概要
※おもちゃの分解・改造はメーカー非推奨です。すべて自己責任で取り組んでください。
仮面ライダービルドは2017年に放映されていた仮面ライダーです。ビルドの変身ベルト「ビルドドライバー」ですが、レバーを回すとギアが連動して回るところなど、出来の良い部類の変身ベルトとして有名です。(だと思っています。)
劇中では光るフルボトルセット部分ですが、DX版では光りません。形状も半透明のカラフルなものなので光らせ甲斐があります。なのでビルドドライバーの発光改造をする人はかなり多いです。
多くの発光改造事例では白色のLEDを増設しフルボトルを通すことで疑似的にフルカラーのようにみせています。もちろんお手軽なのでその方法で大正解だとは思いますが、やはりフルカラーLEDを増設した方が見栄えが良いです。
私の発光改造では増設用の基板を新造しています。そしてビルドドライバーの基板と同様の方法でフルボトルのピン配列を読み取っています。マイコン内にピン番号と発光色のライブラリを入れていますから、読み取ったピン配列と参照してフルカラーで光らせています。
ところでこの記事を書いているのは2022年の9月23日ですが、つい先週の9月15日にDXキルバスパイダーの商品化に合わせてDXビルドドライバーが再販しています。タイムリーです。
モード三つ
大きくモードが三つあります。
フルボトル発光モード
装填したフルボトルの色に合わせてフルカラーLEDが光ります。変身中ではニトロダイナモ部の発光と完璧に連動してフルボトルを光らせます。
ラビットドラゴン再現モード
仮面ライダービルドの最終話ではゴールドラビットフルボトルとシルバードラゴンフルボトルを使用してトライアルフォーム(ラビットドラゴン)に変身します。本来ベストマッチではないので汎用音声が再生されるはずですが、特別仕様として通常とは異なるタイミングで「ベストマッチ」の音声が劇中では再生されています。当然おもちゃでは再現できませんからこれをスマホ連動と連動して再現しました。
このモードを選択中では発光色が金と銀に固定されます。そして変身すると連動しているスマホから良いタイミングでベストマッチ音声が再生されます。
フルボトル疑似装填モード
普段は
ピン配列読み取り用スイッチ ┳ビルドドライバー基板
┗増設基板
の向きに読み取りを行っていますがこのモードを選択中は
増設基板 ┳ビルドドライバー基板
┗(ピン配列読み取り用スイッチ)
の向きに信号がながれます。ピンで押されるスイッチの信号を疑似的に増設基板から流します。するとビルドドライバー基板はフルボトルが装填されたと認識しますから疑似装填が可能となります。この装填するフルボトルは連動中のスマホから指定します。
追加基板
ESP32をメインに添えた基板です。実はESP32のbluetoothを使ってandroid用に作成した連動ソフトと連携することができます。
74245というICが目立っていますがこれは双方向トライステートのICです。フルボトルを装填しての発光時とフルボトル疑似装填では信号が流れる向きが違うのでこの双方向トライステートが役に立ちます。
コントローラソフト
スマホ連動用のandroidアプリを作成しました。これを用いることでスマホ連動が実現し、ラビットドラゴンと疑似装填ができるようになりました。